メッセージ
高橋 直也
コンサルタントとしての歩みを教えてください。
創業後、3年半で約20社のコスト改善支援をしたのち、フィリピンで計2年半ほど新規事業の立ち上げにチャレンジしました。
その後は日本に戻り、「ひとりめ人事」として人事周りの業務をほぼすべて担うように。いまは人事評価制度や採用業務の担当に加え、組織開発領域のコンサルタントやサポート業務にも力を入れています。
現在はどの領域で専門性を発揮されているのでしょう?
組織の氷山モデルで「氷山の下」と言われる、目には見えない関係性や価値観・文化のような部分を扱うことが得意です。
組織の“理想と現実のギャップ”を本当の意味で解決するには、表層の課題だけに着手しても、解決しきることはできないんですよね。だからこそ顧客に対しては、社内の関係性や価値観という部分にも最初から触れるアプローチを取るようにしています。
顧客を支援する上で、大切にされていることは何でしょうか?
“顧客がいまどのような状態にあるのか?”徹底して相手の目線に立ち、思考を巡らせます。
“相手を評価・判断しない”ことも強く意識しています。
例えば、すべての企業において自律型組織が正解かというと、そうではないですよね。組織の状況や成熟度合いによって、最適解がある。
大切なのは、一瞬を切り取って「良い」「悪い」のジャッジをしないことですね。
顧客と自社との理想の関係性とは、どのようなものでしょうか?
自他非分離の世界観で、自分も、RELATIONSも、顧客も、すべてがつながっている関係性が理想だと考えています。
「自社」と「顧客」という線引きはないんです。困っている人に、自分がどう役立てるのか、貢献できるのかということを、つねに懸命に考えているだけなんですよね。
RELATIONSのサービスで誇れることは何でしょうか?
机上の学問や研究ではなく、自社で実践したことを顧客にもサービスとして提供している点です。数多くの失敗・成功体験があるからこそ、確信を持って顧客へ提案を進められます。
また、組織に関する顧客からの相談には大体お答えできるというのも強みの一つですね。
顧客支援において、最高のゴールとはどんな状態でしょう?
「心で一緒に乾杯できること」だと思っています。これは、私のライフパーパスでもあります。大きな壁や仲間との対立など紆余曲折があっても、「色々あったけど、これで良かったよね」と乾杯した瞬間のことはすごく記憶に残っているんです。
組織を良くしたいという共通の願いのもと精一杯やりきったならば、どういう結末になったとしても、それがベストなのだと思います。
顧客先でも、一緒に乾杯できる関係性が多く生まれるような支援をしていきたいです。
組織の氷山の下にある見えない部分を丁寧に扱い、
最高の状態を目指して一歩ずつ取り組んでいきましょう。
全力で伴走します。
高橋 直也
たかはし なおや
2009年にリレーションズ株式会社を共同創業し、コンサルティング事業部の立ち上げや、フィリピンでの新規事業の開発に従事。2015年からはCCO(Chief Culture Officer)として、組織の文化作りや採用責任者を務める。現在は、組織の基礎となる仕組みをゼロから構築してきた経験と知識を活かし、顧客の伴走支援を行っている。国際コーチ連盟(ICF)認定のORSCC取得、コーアクティブ・コーチング® 基礎コース 修了、システム思考トレーニング基礎・応用・実践道場 修了。
趣味は音楽で、社内バンドではギターを担当。